こんにちは、現役理系早大生のスケです。
最近、目まぐるしい生活を送っていく中で、子供の頃に感じていた思いとか感情を忘れているような気がしました。
僕は、いつもでも、子供みたいにキラキラした目で、はつらつと生きていきたい。
好奇心マックスで、失敗を恐れず、ひたむきに挑戦する姿勢を忘れないでいたい。
そういう思いを忘れたくなかったので、今回こういう記事を書いています。
子供になにかを強制させてもうまくいかない
誰もが子供から大人になっていく、その過程で、大人は子供の頃に感じた気持ちを忘れがち。
多くの大人が家庭を作り、子供を作る。
そしてその子供が、小学生、あるいは中学生になった時、こう感じるはず。
あれ、自分が子供だった時はもっとちゃんとしてたのになぁ…
と。
それが親というものの宿命でもあり、ぶつかる壁。
子供が宿題をしない、勉強をしない、夜更かしをする、一日中ゲームばっかやっている、SNSにうつつを抜かしている、YouTubeしか見ない、等々。親が子供に対して持つ悩みというのは大抵そんなものだ。
子供に〇〇をやめさせたい、あるいはやらせたい。
そう感じることは親なら誰だってある。
だけど、子供にそのやる気がなければ、なにをやっても逆効果になってしまう。
そういう子供になにかをやらせてみたいとき、一番効果があるのは、
それをやっている自分の姿をさりげなく子供に見せること
だ。
エゲツない効果が出る。
子供に本を読ませたいなら、まず自分が本を読む。
子供に英語をやらせたいなら、まず自分が英語を勉強する、そして楽しんでいる姿を見せる。
たったこれだけのことで、子供の方から自然とアクションをするようになる。
うそのようでホントの話。
このときに重要なのは、子供にやらせたい何かを親がやっているときに、親が、そのことがいかに勉強になるか、楽しいか、役立つかを言語的にも非言語的にも子供に伝えまくること。
例えば、日本の歴史について子供に学ばせたいとしよう。
そういうときは、ご飯を一緒に食べているときにでも、
ねえ、この前読んだ本にめっちゃ面白いこと書いてあったんだけどさ、桃太郎の話って実は干支とすっごい深い関係があって、鬼門の方角も〜〜〜
なんて話をすると、子供は面白がる。
例えば、英語を子供に勉強させたいとき、
この前見た海外ドラマがすっごい面白かった。おすすめ!やっぱり海外ドラマは字幕で見たほうが何倍も魅力が伝わるなぁ。
そういえばさ、新しく知った単語があるんだけど、adam’s appleって喉仏って意味なんだね、知らなかったよ〜。しかも、調べてみたら面白い由来があってさ、〜〜〜
なんて話をすればいい。
子供は本来好奇心の塊。知識に飢えまくっている。
だからこそ。
その好奇心を自然な形で刺激してやると、まるでところてんを押し出すように、子供になにかを始めさせることができる。
まず親よりはじめよ、だ。
子供は親の背中を見て育つ、両親の何気ない行動や言動、趣味、部屋の中にあるものなんかをこっそり観察して、ああ自分の両親はこんな感じなんだ、と学ぶ。それも、大人が考えている以上に。
だから、子供に勉強させたい場合、まず親が勉強してる姿をさりげなく子供に見せることが大事。これさえ上手くいけば大丈夫。
子供に本を読ませたいならまず親が率先して新聞や本を読む。家に本棚を置く、本を並べまくる。
とにかく楽しそうにしよう。もしそれが楽しくないなら、子供にとってもそれは苦痛なはず。無理にやらせるのはやめよう。
親が楽しそうにしているものに子供は敏感である。
自分もやってみようかな、そう考えるのである。かといって、親に見られるのは恥ずかしいから、こっそりとやる。子供というのはそういうもの。少なくとも、自分はそうだった。
妹の方から僕に勉強の仕方を教えてとお願いさせた話
さっきのに絡めて、すこし僕の話をする。
僕には妹がいる。高校生だ。
妹には、僕が高校生の時に作り上げて、成績が鬼のように上がるメソッドで勉強させたかった。
そうすれば、いきたい大学なんてどこにでも行けるから。
一応僕は早稲田大学の学生だし、理系ということもあって、ただの暗記だけで受験をくぐり抜けたわけじゃない。
まあ正確に言うと、理系も暗記がめちゃめちゃ大事なんだけど、話すと長くなるのでこの話はまたどこかで。
僕は英語が壊滅的にできなかった。今でもよく覚えている。高校一年生のときに初めて受けた模試。
定期試験の英語のテストでは、80点ぐらいとれていたので、言うてそこそこの点数は取れるんじゃないか。
そう考えている自分がいた。
だが、
結果はボロボロ。なんとか点数を稼ごうと、泥臭く粘ったおかげで100点満点中、40点程度は取ることができた。
が、それにしても衝撃的な点数だったし、点数自体よりも、まったくなにもできなかったという無力感の方が大きかった。
そこから一念発起して、英語を得意にしてやろうと決意した。
その甲斐あって、3ヶ月で英語の偏差値を20ぐらいあげることに成功。
まぐれ当たりじゃなくて、ちゃんとした理論に基づいた、再現性のあるメソッドを構築した。
僕は、はじめから勉強ができたわけじゃない。
どちらかというと、勉強ができるようになるにはどうすればいいかめちゃめちゃ考えて、リサーチして、本を読んで、そして成績を上げるための、偏差値を上げるための勉強法を編み出し、それを地道に実践していったおかげで成績が上がったというタイプの人間。
つまり、僕の勉強のメソッドは再現性がある。
で、話を戻すと、要はこのメソッドを僕の妹に伝授させたい。
なんだけど、妹に
この参考書を買って、こういうやり方でやって、生活習慣も整えて、〜〜〜
なんてことを強制させても意味はないんだな。
本人がその気になっていなければ、どんなことも無意味。馬の耳に念仏。ぬかにくぎ。のれんに腕押し
本人にやる気があるか、これが何事においても一番重要。
だから、このやる気をうまく引き出そうと、
家族のいるところで、海外ドラマを見まくった。しかも英語字幕で。
本当に面白いドラマだったので、その魅力を家族に語りまくった。
それから、自分が知って驚いた、面白かった知識を話しまくった。英語が楽しい、全身でそれをアピールした。
そうすると、妹の方から自然に、僕に勉強を、勉強の仕方を教えてほしい、とお願いしてきたのだ。
こうなればシメたもの。後は野となれ山となれである。
子供にいい人生をおくってほしいと考える親御さんへ
将来の自分もこうなってそうで心配なんだけど、教育熱心な家庭はきっと、
子供にいい人生を送ってほしい。私たちの後悔を活かして、無駄のない生活をしてほしい。
そう願っているはず。そう願っているよね?
その考えはものすごい尊いことだと思うんだけど、その思いのあまり、
子供にむりやり塾に通わせたり、ゲームを取り上げたり、子供の進路に口酸っぱく口出ししたりしてしまうと、空回りする。
子供になにかをやらせようとすればするほど、子供はそれをやるのが嫌になって、むしろ両親に反抗するようになる。
世の中のいわゆる成功している人たちを見て考えてみて欲しい。
ノーベル賞を受賞したような著名な科学者もそうだし、ビジネスで名を上げたような人もそう。
そういう人たちの中で、子供の頃に両親に無理やりなにかをやらされたおかげで成功しました、なんて人がいるだろうか?
プロアスリートの中にはまだそういう人たちもいるかもしれないけど、全体を通してもごく少数のはず。
成功している人たちは、殆どの場合子供の頃になにか夢中になれるものがあった。世間一般から見たら道を外すような選択をすることもあるけど、長い目で見れば、それが回り回って自分のためになる。
そういう人たちばっかだ。
マーク・ザッカーバーグ、孫正義、イーロン・マスク、ビル・ゲイツ、ここらへんの人物のストーリーはあまりにも有名だし、例えばノーベル賞を受賞した、日本の半端ない科学者の中にも、大学時代に夢中になったものはスキーで、勉強なんて二の次だった、なんて人もいる。(大村智さん)
もし自分が子供になって、
勉強しなさい、とダラダラしているお母さんに言われた時どう感じるか?
うるせぇーなぁーーー、今からやろうと思ってたのに、はぁ、やる気なくしちゃったわ…
テレビの前で下品な笑い方をする父親が、テレビを見る前に宿題をやりなさい、と言われた時はどう思うか?
お前はどうなんだよ、あ?
と詰め寄りたくなるはず。
しかも、子供は天の邪鬼だし、親の干渉をきらう。自分の世界を持ちたがる。
相手の側に立って物事を考えてみれば、めちゃめちゃ単純。
自分は、もし〇〇されたらどう思うか?
だれだって子供のときに、自分のやりたいようにやらせてくれよ、と心のなかで親に毒づいたことはあるだろう。僕はたくさんある。数え切れないほどある。
お前ら(親)はなにもわかっちゃいない。とにかく黙って見てろ。
と何回もいいたくなった。けど結局言わなかった。
どうせ結果でしか物事の成否は語れない。結果を出してから、それを親に叩きつければいい、そう思ったから。
この考えは今も変わっていない。
僕が高校生の時、母親に
将来年収一億円稼ぐわw
なんて宣言をしたことがある。
母親は、
お前なんかにできるわけねえよ馬鹿
と突き放すように言った。
それから僕はこう思った。
こいつをギャフンと言わせてやりたい。私の考えは間違っていましたすみませんと言わせてやりたい。
と。
2018年12月現在、僕は月収10万円の大学生である。とにかくお金がほしい。稼ぎまくりたい。
だからビジネスを始めた。困窮から脱却したい。
ブログを開設して、SNSのアカウントもつくった。僕の成長の過程をこのブログでは書いていく。
そういうわけで話が途中脱線したりもしたけど、これで今回はおわり。
子育てに悩む人たちの助けにうれしい。
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