こんにちは、現役理系早大生のスケです。
今回はちょっと、前々から頭に浮かんでいた気づきについて書こうかなと。テーマは、
マンガとアニメというコンテンツは最強のエンタメであり教育コンテンツでもあって、これらを鑑賞していくことで人生が超豊かになるよ
ってことです
これからの日本では、マンガ・アニメの重要性が非常に増してくるのではないかと僕は考えます。
ある程度の量のマンガやアニメ、それにゲームを知っていなければ、会話をすることが難しい、もしくは、深い関係になることが難しくなるんじゃないかなと。
なぜそうなるのか。
思いついた理由がいくつかあるので、順に述べていきます
本よりもマンガ・アニメの時代
大学生のうち約半分は月に1冊も本を読まない、そういうデータを見たことがあります。
これは実感としても正しい気がします。明らかにこいつ、本なんて読んだことねえだろ、ってひとがけっこういる。
僕は早稲田の理工学部の学生なんですが、いわゆる高学歴と言われる早稲田でさえこうなんです。
で、ここで若者の活字離れが〜〜〜なんて論じるつもりは全くありません。ゼロです。
本を読まないことがいいかどうかは置いておいて(僕は読書が好きです)、昔と比べて娯楽の幅が広がった現代においては、わざわざ読書をしなくても楽しく過ごせるよね、というのが実情でしょう。
人は読書よりもマンガやアニメ、映画に時間を費やすようになったわけです。
で、教養という言葉があります。ぶっちゃけ僕自身この言葉はあまり好きではないですがw
インテリの人たちが会話するときに、暗黙の前提として当然知っているよね、というのが教養なわけです。
インテリは普通の人と比べると本を読みます。
が、これからの時代、
彼らが子供の頃に親しんできたのは、きっとニーチェとか夏目漱石ではなくて、ドラゴンボール、キングダム、スラムダンクなどのマンガやアニメの超伝説的作品のはずです。
つまり、僕の中の教養の定義である、”頭のいい人たちが当然のように持っている知識、暗黙知”、という観点からすると、
アニメ・マンガは新時代の教養といっても差し支えないのでは?と思います。
優れた作品が累積していく
受験勉強でやる古典と比較してみましょう。
古典というのは、昔の人々が著述した本なわけですが、新しい古典というのは存在しません。
もちろん、今の時代に書かれた本が、未来において古典扱いされることもあるでしょうが、基本的には使われる言葉が圧倒的に違うので、まあ異なるジャンルに入るでしょう。
で、マンガ・アニメについてなんですが、このジャンルは作品の古典化が他に比べて段違いに早い。
10年、20年もすれば、作品によっては伝説的なものになる場合もある。
僕はドラゴンボール世代ではないですが、ドラゴンボールの影響力を身をもって体感しています、半端ないです。
古典と呼ばれる作品は、現在までの何百、何千万という作品の中から選ばれるごくごく一部。そんな作品が面白くないわけがない、含蓄がないわけがない。
そのような超一流のコンテンツを楽しまないなんてもったいないねえなーと個人的に思います。
このままの流れでいくと、近い将来、
昔の
え、お前ニーチェ読んでないの?
的なノリで、
え、お前キングダム読んでないの?
なんて言われるようになるでしょう。
国民的名シーン大量生産メディア
「親父にもぶたれたこと無いのに!」
「お前はもう、死んでいる…」
「俺は、海賊王になる!」
「諦めたら、そこで試合終了ですよ…?」
知らない人はいませんよね?!知らない人は非国民ではないか、と言いたくなる、超超名シーン。
まぶたを閉じればその光景が浮かんできます。
何が言いたいかというと、僕たち、日本で育った子どもたちは、マンガ・アニメ(あとゲーム)について、膨大な知識を蓄えているということ。
それも、自分では気づかないうちに。
上で例を挙げた4シーンは、マンガやアニメを全然知らないよ、という人でもおそらく知っているはず。
そして、これらの有名なシーンは、引用されまくります。
つまりこれらを知らない場合、相手との文脈が共有できていないわけです。
面白さや意図が伝わらない、といった事態が起こりうる。
多分、日本語を勉強している外国人が越えられない壁はここになるでしょう。
もはや新時代の教養となる、コンテンツの圧倒的な蓄積量の壁。
僕たち日本国民が、読んで見て友達と語り合ってきたマンガやアニメに対する凄まじい知識量は、一朝一夕で獲得できるものではありません。
まあ、日本語好きの外国人は、大体マンガとかアニメから入ってくるので、本当のところはわかりませんが!
超優秀な学習教材
僕は小学生の時から、マンガで得た知識によって、クラスでひとりだけ先生の質問に答えられたり、テストで得点をしたりということが実際にありました。
いつも、クラスメイトから’なんでそんなこと知ってるんだ’的な視線をぶつけられるたびに、「いや、マンガで読んだから」と正直に答えていました。
トリコでシバリングやフィトンチッドについて知り、金色のガッシュベルでフェルマーの最終定理について知り、キングダムで秦の始皇帝の時代のことを知り、インベスターZで投資と経済の話を知り。
まだまだ続きます。
Fateでアーサー王伝説について知り、エヴァンゲリオンから新旧約聖書のことを知りました。
ウイニングイレブンでサッカー選手の名前を覚えました。
パズドラで、北欧神話、ギリシャ神話、ローマ神話、日本神話などの様々な神話に出てくる神々の名前を知りまくりました。ちなみにこれは後々の僕の人生に超役立ちました。
パズドラに費やしていた時間はあまり意味のあるものではありませんでしたが、なにか利点があったとするならばそこかなと。
そのときはまだ気づいていませんでしたが、最近になってようやく、
「マンガ(アニメ)というのは、多くの知識を知らぬ間に吸収できる最高のツールである。それも、作品が優れたものであればあるほど、吸収効果は高い」
という、めちゃくちゃ重要なことを発見したのでした。
マンガやアニメは教育に良くない!!
と言う保護者の方がたまにいますが、そういう人たちは、日本独自のこれほど豊かな文化を今まで享受できないでいた貧しい人たちなんだな、と僕は感じてしまいます。
というわけでですね、僕の教養に対する考え方を長文で語りました。
あと、おすすめのアニメとかマンガがあったらぜひ僕に教えてください。感想をシェアしましょうw
以上です!
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